安全と快適を
しっかり考えた家づくり
構造・工法
壁量計算(へきりょうけいさん)
家屋が地震や台風の力に対して、水平力に耐えるための壁を耐力壁(たいりょくへき)と言います。耐力壁の仕様(厚み、材料、配置)を決め、耐力壁の量が間取りに対して十分に満たされ、そのバランスが良いかを検討します。それが壁量計算(へきりょうけいさん)です。
耐力壁配置を建物の重心と剛心のバランスを計りながら設計することで、偏芯率が低く、地震による「ねじれ」に強い構造体を実現しています。
木造軸組工法(もくぞうじくぐみこうほう)
KINOKAは日本で最も代表的な工法の木造軸組工法で家屋を建てます。 縦の構造材の「柱」に、横の構造材の「梁」を組み合わせ建てることから「軸組み」と呼ばれています。また「在来工法」や「伝統工法」とも呼ばれ、法隆寺の五重塔をはじめ、多くのお寺や神社でもこの方法で建てられています。そしてKINOKAの軸組みで特筆すべきは「通し柱」を使用していることです。「管柱(くだばしら)」と比較すると、1階と2階を1本の長い「通し柱」を贅沢に使用することで構造的に一体にさせて、耐震性・耐久性を高めています。
ピン工法
これまで木造軸組工法で建てる家は土台や柱、梁などを接合するために、木材の一部を彫り込む工程が発生し、断面欠損が生じる部分や接合部の強度に心配がありました。その不安を解消するためにドリフトピンという専用金物を使用して接合するピン工法を用いて、強度と精度をあげる家づくりを行っています。 ※全ての接合部がピン工法ではありません。
断面欠損の比較
木造軸組工法での断面欠損率は、およそ46%。それに対してピン工法は15%と約1/3程度に収まります。
剛床(ごうしょう)
床組みには、風荷重と地震荷重などでかかる水平方向の力に対して、剛力と耐久を持ち合わせ、水平方向に変形することのない剛床を採用しています。また床合板を梁に打ち付けて床倍率を高め、建物と床を一体化させて強度を増す工法を行っています。